心理学専門書出版社の北大路書房
『マンガ・心の授業』シリーズ完結
「知の形成としての心の教育」を提言
心理学専門書出版社の北大路書房(本社:京都市北区)は11月15日,『心の授業ガイドブック—自分づくりの心理学—』を発売します。大学教授で心理学博士の著者が心のしくみについてマンガでわかりやすく語る『マンガ・心の授業』シリーズの完結編で,「知の形成としての心の教育」を提言,心の知識をより深く専門的に解説しています。現在,国民的な関心を集めている「心の教育」のあり方に新たな視点から迫る一冊です。
【書誌情報】
書名:『心の授業』ガイドブック—自分づくりの心理学—
著者:三森創(みもり・そう,ペンネーム)
定価:定価1365円(本体価格1300円+税5%)
判型等:A5判・144頁
出版社:北大路書房
発売日:2006年11月15日
●「心の教育」喫緊の課題
安倍新内閣が発足し,教育改革が大きくクローズアップされています。首相の諮問機関である教育再生会議では,教員免許更新制,学校選択制をはじめとする学力向上策に加え,とくに子どもたちの規範意識・規律の向上といった「心の教育」の必要性が唱えられています。
少年犯罪の多発,子どもたちのモラル・公共心の欠如などが指摘される中,最近では学校でのいじめ問題もあり,「心の教育」が教育関係者だけでなく保護者も含めた国民的な関心を集め,喫緊の課題と位置づけられていることは周知の通りです。実際,各方面から多様な提案・対策がなされ,ある自治体では小・中学校向けに独自の「心の教科書」を作成,配布しようとする動きが報じられています。
他人を思いやる心,いのちを大切にする心,感謝の心,国・郷土を愛する心……。「心の教育」の内容はさまざまです。確かにいずれもうなずけるものばかりですが,心理学専門書の出版社として,私たち北大路書房からもひとつ提案したいと思います。それが『マンガ・心の授業』シリーズです。
●知識を用いて立ち向かう
このシリーズは,大学教授で心理学者の著者が,マンガで心のしくみについてわかりやすく解説したもので,「知の形成としての心の教育」を提言しています。身のまわりのさまざまな問題,とくに日常の心の問題について,子どもたち自身が知識を用いて認識し,知識を用いて対策を考え,知識を用いて立ち向かっていけるようにと願って企画されました。
最新刊の『心の授業ガイドブック—自分づくりの心理学—』では,シリーズ前3作で学んできた心のしくみに関する知識を,今度は文章でより深く,より専門的に解説しており,心の知識のさらなる理解・定着をめざしています。専門用語ではなく平易な日常用語で書かれ,内容も体系的に整理されているので,何度も読み返すことができ,何か問題に突き当たったとき繰り返し参照できるようになっています。本書を通読すればひと通り心理学を学んだと言うことができる“心の教科書”になっています。
●マインドコンストラクション
前3作では,心理学の確かな知見に基づき,心のしくみに関する基礎知識,現実のさまざまな心の問題への対処法,さらに,心はつくられるものであるという「マインドコンストラクション(心の構成)」の考えから,周囲の人々とともに,より豊かで自由な心をつくっていくことの重要性を説いてきました。
子どもたちの心は,私たち大人によって,日々,つくりあげられています。しかし,残念ながら,現実には,私たち大人自身がさまざまな問題を生み出し続け,子どもたちに悪い影響を与え続け,なすすべもなく立ち往生しています。そんな大人に育てられる子どもたちが,自ら心の知識を身につけていくことなど,できるはずもありません。
だからこそ,私たち大人が,まずはそのことに気づき,心の知識を学んで自らを変えていくことが大切なのではないでしょうか。子どもたち自身が安心して心づくり・自分づくりに取り組んでいけるよう,まずは大人がはじめなければならない——。私たちは,そう考えています。
●「マンガは苦手……」そんな大人に
シリーズ完結編となる本書は,大人に読んでほしい一冊です。全編文章なので,マンガは苦手という方にもおすすめです。大人から子どもたちに,豊かで自由な心を,自分をつくっていくことの大切さを伝えていってほしいと願っています。
株式会社北大路書房
http://www.kitaohji.com/