政府機関・非営利団体の人気度大
初任給は希望額との落差が大、六割強が二千元以下
〜2級都市以上の地域に在住の19〜25歳の
インターネットユーザー300人からの回答結果〜
中国では、大学生の卒業は毎年7月前後であり、就職活動の解禁は一般に前年の11月からといわれていますが、企業説明会の解禁日は、地域や大学によってかなり異なり、年々早まっているようです。経済発展とともに企業が求める人材の条件が高くなり、それに加えて、大学の拡大募集に伴って増えつつある大学卒業生の就職活動がますます厳しくなってきました。このような背景の中で、現在の若者は就職に対してどう考え、どのような手段で就職活動をしているのでしょうか。
インターネットリサーチサービスを提供する株式会社インフォプラントと、中国におけるマーケティングリサーチサービスを提供するINFOBRIDGECHINACo.Ltd.は、中国都市部に生活する若者の就職活動の現状を把握するため、1-2級都市在住19〜25歳の若者に対し、アンケート調査を実施しました(調査期間:2006
年9月22日〜10月10日/19日間、回答者数:300人)。主な調査結果は下記のとおりです。
◇◆◇調査結果概要◇◆◇
■希望業界は、「政府機関・非営利団体」がトップ
働きたい業界について、複数回答形式で聞いたところ、全体では「政府機関/非営利団体」が43.3%と最も多かった。社会保障制度がまだ整備されていない中国では、政府機関の福利厚生がよいことが、この結果の背景にあると思われる。
第二位は「IT・通信」で4割を超え、第三位の「金融・保険業」(27.7%)に14ポイント差をつける結果となった。
また、学生の回答を専攻別に見ると、人気業界のトップ3は、理数系では「IT・通信」54.2%、「政府機関/非営利団体」37.5%、「製造業(電気・電子・機械系)」22.9%であった。それに対して、文系では「マスコミ・出版社関係」48.1%、「政府機関/非営利団体」44.2%、「金融・保険業」42.3%という結果であった。
■実初任給は希望額と落差が大、6割強が二千元以下
希望初任給(月収)をたずねたところ、「2000-2999元」30.3%、「3000-3999元」19.0%に集中し、半数近くが2000-3999元と回答した。実際に有職者に当初の初任給について聞いたところ、「1000-1499元」が32.5%と最も多く、続いて「1500-1999元」が19.0%となり2000元以下の人は67.0%という結果であった。また全体で15.5%の人は999元以下であった。求職の競争が激しい中、現実は希望額との落差が大きいようだ。
※参考:1元=15.0円(2006年11月6日の為替レートより)
■就職活動中、力を入れたことは「実務経験の蓄積」が6割
就職活動中、注力することについて複数回答形式でたずねたところ、最も多かったのは「PR・面接のやり方」61.3%であった。次に「会社でのインターン/アルバイトでの実績・経験を積み重ねること」60.0%と続いた。現在、中国の多くの企業では、企業文化になじみやすく吸収の早い人材を求め、新卒に対して会社でのインターンやアルバイトの実務経験を重視しているという。また「身だしなみ」は5割を超え、上位に入った。
<調査概要>
◇調査方法:インターネットによるクローズド調査
◇調査対象者:19〜25歳の方
◇調査地域:1-2級都市
※中国では、都市の人口、経済状況、GDPにより、全国の都市を4等級に分けている。1級都市:北京、上海、広州など、2級都市:南京、西安、ハルピンなど
◇調査期間:2006年9月22〜10月10日(19日間)
◇集計回答人数:300人(学生100人/就職2年以内の社会人200人)
◇設問項目:下記項目を調査
・就職観
・就職活動が始まる/始まった時期
・希望の企業形態
・希望の業界
・希望の業種
・希望の初任給
・就職希望度
・(就職に決めない人へ)次の進路
・会社でのインターンやアルバイト経験の有無
・参考にした/参考する就職活動に関する情報
・(有職者へ)実際に役に立った情報
・採用情報の入手ルート
・就職活動に力を入れた/入れること
・説明会に行った/行く回数
・応募する/した会社数
・就職活動に困った事、欲しい情報・サポート
・(有職者へ)もらった内定数
・(有職者へ)一社目の会社を選んだ理由
・(有職者へ)初任給
・(有職者へ)一社目の会社への満足度
・(有職者へ)一社目の会社への不満点
・(有職者へ)一社目の会社からの転職意向
株式会社インフォプラント
http://www.info-plant.co.jp/