国際科学技術財団、2008年(第24回)日本国際賞授賞対象分野を決定
財団法人国際科学技術財団は、2008年(第24回)日本国際賞(ジャパン・プライズ)授賞対象分野と概念定義を、次のとおり決定いたしました。
領域 I:情報・通信
「情報通信の理論と技術」
コンピュータやネットワーク等の進展とその普及は、人類史上未踏のサイバー空間を拓き、社会構造を柔軟化し、ボーダレスな経済活動を促して、人々の生活空間を著しく拡大してきました。このような世界的潮流に照らし、2008年の日本国際賞は、情報通信の理論と技術の進歩に貢献した研究者に授与するものとします。例えば、計算の理論、アルゴリズム、コンピュータソウトウェア、コンピュータシステム、コンピュータアーキテクチャ、ヒューマンインターフェース、インターネット、検索技術、情報セキュリティ、可視化技術、情報理論、情報圧縮、暗号理論、符号理論、電波・光通信システム、無線通信システム、量子情報通信などが授賞対象となります。
領域 II:生命科学(医術)
「ゲノム・遺伝医学」
近年のゲノム科学や分子遺伝学などの進歩によって、ヒトのゲノムを構成している約30億塩基の遺伝暗号が明らかにされ、種々の生命現象の理解が深まりました。また、これらの研究は医学、特に、疾患の原因遺伝子や遺伝的リスク要因、薬剤の副作用に関係する遺伝子などの解明に大きな貢献を果たしました。2008年の本賞は、ゲノム医学や遺伝医学に関する基礎的な原理の発見・実証、あるいは基盤的情報の整備、画期的解析技術の開発によって医学の進歩に対して顕著な業績を挙げた研究者を対象と致します。
【2008年(第24回)日本国際賞分野検討委員会委員】
領域 I:情報・通信
委員長辻井重男情報セキュリティ大学院大学学長
委員稲垣康善愛知県立大学情報科学部教授、学部長・研究科長
〃坂庭好一東京工業大学大学院理工学研究科教授
〃土居範久中央大学理工学部教授
〃広田修玉川大学量子情報科学研究施設主任教授
領域 II:生命科学(医術)
委員長金澤一郎国立精神・神経センター総長
委員笹月健彦国立国際医療センター総長
〃谷口直之大阪大学微生物病研究所寄付研究部門教授
〃中村祐輔東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長
〃鍋島陽一京都大学大学院医学研究科教授
(敬称略委員就任時)
詳細につきましては、当財団ホームページhttp://www.japanprize.jp をご覧ください。
【日本国際賞について】
日本国際賞は科学技術において、独創的・飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められた人に与えられます。 日本国際賞は、科学技術の全分野にわたりますが、毎年2つの授賞分野を指定し、原則として1分野1件、1人に授与されます。受賞者には日本国際賞として賞状、賞牌及び賞金5千万円(1分野に対し)が贈られます。