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大日本印刷、携帯電話向け音楽電子透かし技術『ゲンコーダMark』を開発

大日本印刷世界初携帯電話向け音楽電子透かし技術『ゲンコーダMark』を開発
音楽に埋め込まれたURLなどの付加情報を携帯電話で受信

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、携帯電話に音楽を録音すると、その音楽に埋め込まれたURLなどの情報を抽出できる音楽電子透かし技術『ゲンコーダMark』を開発しました。

【開発の背景】
音楽電子透かし技術は、もともと、違法音楽ファイルを識別する目的で、パソコンなどでの読み取りについて開発が進んでいます。しかし、人間の聴覚が敏感な周波数帯域しか利用できない電話回線では、電子透かし情報を埋め込むことによりノイズが発生するため、携帯電話での利用はできませんでした。

また、携帯電話にダウンロードして利用するタイプのソフトウェアでは透かし抽出機能を実現できず、携帯電話にソフトウェアを組み込んだとしても搭載されているCPUの性能が不十分という問題もあります。

DNPが開発した『ゲンコーダMark』は、2チャンネル・ステレオ音楽の特性を活かし、音楽の品質を維持しながら、携帯電話で読み取り可能な電子透かし情報を埋め込むことに成功しました。電子透かし情報の抽出は、携帯電話の性能に依存しないサーバーと連動させた手法を用いることで実現しました。

【『ゲンコーダMark』の概要】
1.電子透かし技術
2チャンネル・ステレオ音楽のLチャンネル側に電子透かしデータ(最大80bps)を、Rチャンネル側に相殺する信号を追加します。双方のチャンネルを同時に聴取すると、元の音楽と同等の音質となります。電子透かしデータは、低音域に埋め込みます。人間は音の方向感覚が低音部で鈍いため、立体音響感が損なわれにくく、圧縮や変調などの処理が行われても透かし情報が消えないという耐性を備えるためです。

2.データ抽出手順
音楽の一部を携帯電話に録音します。録音した音楽データを電子メールに添付・送信すると、サーバーが電子透かしの復号化と抽出処理を実行し、抽出結果を返信します。たとえば、返信情報がURLの場合は、そのサイトへのアクセスが可能になります。サーバーがすべての処理を実行するため、携帯端末の性能に依存しない仕組みです。

【今後の予定】
DNPは、2007年1月から3月まで本技術を用いた実証実験を行います。2007年4月より、テレビ・ラジオ放送、ホールの館内放送などに、URL、クーポン、パスワードなどのデータを埋め込んで利用者の携帯電話に配信し、スポンサーのWebサイトや物販サイトに誘導するサービス実現を目指しています。

2009年度よりASPサービスとして提供する予定で、同年度で5億円程度の売り上げを見込んでいます。さらに、将来の普及に向け、サーバーに接続することなく電子透かし抽出を可能にするために、ソフトウェアの組み込みについて携帯電話端末メーカーなどへ働きかけをしていきます。

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